ママが仕事をするという事③

ママが仕事をするということ

 久々に過去の仕事の続き…。娘を保育園に預けて朝6時~夜10時までのシフト勤務を正社員で続けていた私は

時短勤務が終わった半年後くらいから体調を崩し始め、とにかく汗が止まらない。微熱が続く。

(こんな中でも盆・正月帰れば「2人目は?下は作らんとですか?」と無神経に連発する義親戚。

本当に今、思い出しても腹が立つ。)

とりあえず、どこか体が悪いんじゃないかと思い病院をはしご。

心電図によく引っかかっていたので心臓、バセド-病じゃないかと思い婦人科。最後に総合病院。

血液検査にレントゲン。でも、どこも悪くない。それは、それで良かった。

でも先生が一言「仕事中に汗が出てくるんだとしたら…もしかしたら、軽いウツ状態になっているかも知れませんね。」

この言葉に「やっぱりね。」納得。自分でも分かっていた。でも心のせいだと認めたくなかった。

で先生(ここでも女医さん。息子妊娠中の主治医の先生も女医さん。女医さんに縁があるのかな。)

「毎日、どんな生活?」で毎日の大体の生活を話しました。

そしたら「もう少し休まないと。これだけ仕事して子育てして家事して。旦那さんにもうちょっと協力してもらって。」

1日中パソコンに向かって仕事をしている事を知ってストレ-トネックの解消法まで教えてくれました。

最後に「ちょっと舌見せて。」と言われて舌を見せると「ああ、食欲はあるね。だったら大丈夫。」

睡眠導入剤と自律神経を整える漢方薬を処方してもらって診断書も書いてもらいました。

診断名は「不眠症」そして「数週間自宅療養を要する」の記載。これで会社を休むことが出来る。

約1か月休みました。

でも睡眠導入剤は怖くて飲めませんでした。

そもそも、こんな薬が出たって事がショックで。はい。全部捨てました。

でも、あとあと調剤薬局事務でパ-トをする事になるのだけど睡眠導入剤って本当に飲んでる人が多くて普通に出るんですよね。(私が勤務していた薬局はごく普通の内科です。)

会社員、看護師さん、お医者さん、教員…本当に普通に飲んでいる。

この時はそれを知らなかったから、とても怖い薬というイメ-ジがあったんですけどね。

息子を入院中の時も眠れない時用に処方されたけど、結局使いませんでした。やっぱり怖いイメ-ジがあって。

話はとびましたが1か月休んでいる間に色々考えた。復帰しても仕事内容も勤務時間も変わらない。

どうしよう…そんな事を考えながらソファ-に寝転んで大好きなフィギュアスケ-トグランプリシリ-ズを見ていた時の事。

中国の「李子君」という女子選手が「コッペリア」の音楽で演技。

この曲、高校3年の時、吹奏楽部のコンク-ル自由曲で演奏した曲。何故か涙が溢れて止まらなかった。

この時、もう辞めてもいい。会社に復帰しても、もうダメと思ったら辞めよう。何故かそう思った。

それで1カ月後、復帰して普通に約4カ月働きました。けど、とてもきつい。もうバスに乗るものつらい。

もう仕事が楽しくない。この仕事しても何も進展がない。展望が見えない。

結局、年度末の3月で退職しました。

就職超氷河期に就職し、会社の吸収統合や、その他色々を乗り越えて15年働いた会社。

悲しくて悔しくて一言では言い表せない感情。当時37才。スゴロクで振り出しに戻った気分。

でも娘は保育園、とりあえずパ-トでいいから次、見つけなきゃね。

タイトルとURLをコピーしました